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「あの事件以来、ボクは映画を観ていない。これからも観ないだろう」








(前史・「太陽娘と海」から「風の娘たち」から)「ストロベリーフィールズ」から「青い青い空」から「朝日のあたる家」から「向日葵の丘 1983年・夏」へ。

と、いう流れの中で、ぼくの大切なところについての、いくつか。




タイトルの変遷


(左:ティーザー → 中:劇場公開版 → 右:現在使用のメインビジュアル)

当初より「ストロベリーフィールズ」として制作され、公開時に「海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ」と正式決定されたのち、再度原題の「ストロベリーフィールズ」に戻されている。

公開時タイトルについては「海と夕陽と彼女の涙」と「ストロベリーフィールズ」はどちらかが主題でどちらかが副題という関係ではなく共に同じウェイトであるといった説明がされてはいたが、現在は「海と夕陽と~」版のポスターなども一切使用しておらず、表記は全て「ストロベリーフィールズ」で統一されている。





(左:協賛募集案内フライヤー → 中:浜松先行公開版 → 右:全国公開版)

奇しくも二作目「青い青い空」においても、当初予定していた「書道♡ガールズ」が後に企画され先に公開となった日テレ映画「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」(猪股隆一監督)との混同を避けるためにタイトル変更を余儀なくされたが、こちらは、浜松では長い間「書道♡ガールズ」としてプロモーションしておりこのタイトルで周知されていたこともあり「書道♡ガールズ 青い青い空」の複合タイトルで先行公開されたのち、関東地区上映時に「青い青い空」のみが正式タイトルとなり、現在も「青い青い空」が使われている。




「書道ガールズ」という単語自体は「青い青い空」劇中の台詞で二度登場する。


2011年3月5日に東京を皮切りに公開された「青い青い空」は、その数日後に起こった東日本大震災の影響で上映休止となったことなどが重なり、関東上映を終えたあとは予定していた全国公開という展開へは至らなかったが、太田隆文監督の立ち上げた「青空映画舎」にその名をしっかりと残すことになる。
現在、青空映画舎により「朝日のあたる家」「向日葵の丘 1983年・夏」の二作が制作されており、「青い青い空」と併せて、浜松市・湖西市・島田市を巡る「静岡三部作」となっている。

古里田辺で「ストロベリーフィールズ」を完成させた太田監督は、大林監督の尾道三部作のように田辺三部作を!、とよく言われていたそうだが、その後「青い青い空」を始まりとして静岡にて三部作を完成させることとなった。




4人の苗字と隠れた名前


「ストロベリーフィールズ」公開時の太田監督の制作日記(現在閲覧不可)などでは裏話や質問コーナーなどもあったので解説されていたかもしれないが、主人公4人は劇中では下の名前でのみ呼ばれパンフレット等にも苗字の表記はされていない。
マキ(谷村美月)のみ、「上田マキ」と彫られたトロフィーのアップで明確に示されている。
DC版では柔道部室の名札の追加カットでもマキの苗字が「上田」であることを知ることができる。




また、二作目「青い青い空」において、最初の教室のシーンで浜田先生(塩見三省)がテストの答案を返す際に読み上げる生徒の名前の中に、「小西夏美、上田マキ、」と、「ストロベリーフィールズ」の2人が登場する。
本編では使用されていないがシナリオ上では続いて「実相寺理沙」との台詞もあり、美香を除く3人の苗字は確認できる。(いずれも無論、同一人物というわけではない)

美香(東亜優)に関しては、「ストロベリーフィールズ」本編で中田食品に務める父が登場するが、この工場が実家であるかどうかは定かではない。




同じように、前作キャラクター名のさりげない登場、としては、三作目「朝日のあたる家」では、平田家の平和だった頃の日常の一コマとして、

母・良江(斉藤とも子)「真子ちゃん結婚だって!」
父・俊夫(並樹史朗)「まだ、高校生だろ?」
母・良江「大学卒業してOL!」
父・俊夫「早いなあ」
母・良江「式で、歌って欲しいって」
あかね(平沢いずみ)「ハワイアン・ウエディング・ソングでも歌ってあげたら?」

というシーンが描かれており、「青い青い空」の主人公・住田真子(相葉香凛)の名が登場する。
ぼくは、ここで、得も言えぬ涙が出た。




さらに四作目「向日葵の丘 1983年・夏」では、冒頭に多香子(常盤貴子)のモノローグで、

「大学時代の友人はほとんど結婚してしまった。あの三美子までが結婚。式で歌まで歌わされた」

とあり、真子に次いで同様に三美子(橋本わかな)も結婚している。
(「青い青い空」の三美子及び「朝日のあたる家」の舞を演じた橋本わかなさんの女優としての最後の仕事がこの「向日葵の丘 1983年・夏」の由真役であることから、ぼくにははなむけのように感じられた)



太田作品ではこのような “継承” が、一種のあそび・サービスの隠し要素的なものから、繰り返し描かれる同一モチーフ、根底にある同一のテーマといったものまで、大小様々なかたちで行われており、各作品同士は順に繋がり、大きく紡がれていく。

自主制作の8ミリ映画「バイバイ・ミルキー・ウェイ」には男子の幽霊が登場するという。
それは「ストロベリーフィールズ」で幽霊となった3人にも継がれているのであろう。




名の継承

「ストロベリーフィールズ」の主人公・小西夏美(佐津川愛美)。
その苗字は劇中では明かされず、前項の通り次作「青い青い空」の台詞にのみ登場することになるのだが、「小西」は夏美の父を演じた和歌山県田辺市出身の小西博之さん(友情出演)から取られていると思われる。




「夏美」という名は太田監督がメイキングを務めた深夜ドラマ「太陽娘と海」(今関あきよし監督)に出演していた安倍なつみさん(ex.モーニング娘。)から。

このように登場人物たちは、各々にモデルとなった実在の人物(俳優/一般人問わず)やイメージするキャラクターなどがおり、それらにちなんだ名前が付けられていることが多い。




そして夏美を演じた佐津川愛美さん(静岡出身)の名は、「青い青い空」の主人公・真子の親友である佐津川みさと(草刈麻有)に継がれている。
静岡に佐津川性が多い、というのも由来の一つとなっていて、劇中でみさとの実家として登場する「サツ川製作所」はそのままの名で実在する会社である。




また、佐津川みさとの「みさと」は「太陽娘と海」の主人公・マリン役、及び太田監督の監督デビュー作「風の娘たち」に出演した建みさとさんから取られており、合わせ技のダブルミーニングとなっている。

建みさとさんの演じた「太陽娘と海」の主人公・DJマリンの名はさらにまた新たな別のキャラクター、最新作「向日葵の丘 1983年・夏」に登場する元・舞台女優のマリン(平沢いずみ)にその姿を覗かせる。


などなど。
これら、太田作品における名の継承である。




野球部の深町君と巨匠の系譜


太田式ネーミングに関してさらに。

「ストロベリーフィールズ」で美香が好きだった先輩として登場する野球部の深町。
この名は「時をかける少女」の深町一夫から付けられている。
そして「青い青い空」では「ねらわれた学園」の高見沢みちるからそのまま拝借した高見沢ミチル(平沢いずみ)が登場。いずれも大林版と思われる。
同じく「青い青い空」の八代和樹先生(波岡一喜)は、太田監督がメイキングドキュメンタリーを務めた「理由」(大林宣彦監督)の八代祐司から取った姓と、波岡さんご本人からいただいた名から命名されている。

撮影の三本木久城カメラマン(「野のなななのか」「この空の花 長岡花火物語」)はじめ、太田組には大林組と共通のスタッフが多数参加しており、古里映画としての魅力に溢れ大林テイストに似た雰囲気を持つその作風や、随所に大林リスペクトを感じさせるところなども、大林監督に師事しその系譜にある太田監督作品ならではの特徴である。


みさとを演じた草刈麻有さんは「青い青い空」の後、父と共に「この空の花 長岡花火物語」(大林宣彦監督)に出演することとなった。

そして太田監督は「野のなななのか」(大林宣彦監督)の常盤貴子さんを主演に迎え、最新作「向日葵の丘 1983年・夏」を撮る。
原発映画の監督の決して大きな規模ではない作品への出演を快諾されたことは、やはり以前ご一緒した大林組スタッフへの絶大な信頼あってのことだろう。




クラスメイトたちの名前

「ストロベリーフィールズ」
理沙(芳賀優里亜)の取り巻き、ラン・スー・ミキ・ミー・ケイ。

「青い青い空」
クラスメイトの学級委員七人衆、ラン・スー・ミキ・ミー・ケイ・トラ・メガネ。

「向日葵の丘 1983年・夏」
由真(橋本わかな)の取り巻きと男子クラスメイト、ラン・スー・ミキ・ヒデキ・ゴロー・ヒロミ。

主に地元出演者からなる、太田作品におけるクラスメイト役には常にこれらの名が付けられている。


また市民俳優小ネタとしては「朝日のあたる家」「向日葵の丘 1983年・夏」の30年おじさんなどがある。




グラサン少女


「ストロベリーフィールズ」で夏美の8ミリカメラに収められていた事故直前の3人の生前最後の映像。
マキが出場する大会に向かうための車内でサングラスをかけてはしゃぐ4人。
乗り気じゃない理沙は無理やりかけさせられてムスっとしている。しかしまんざらでもない。




「青い青い空」にもグラサンシーンが引き続き登場する。

制服の少女にサングラスをかけさせるのはおそらく太田監督の趣味である。
サングラスのイメージも二作ともに「井上陽水風」との指定があり、その強いこだわりが見られる。



「向日葵の丘 1983年・夏」、ヤング多香子(芳根京子)・ヤングみどり(藤井武美)もまた当然のように制服姿でサングラスをかける。
こちらは「ブルース・ブラザーズ」である。




ビデオカメラを回す少女

カメラを手にした少女、というモチーフ。
17歳だった。




当然、数多の監督が題材としてきたように、映画少年としての太田監督自身が色濃く投影されたキャラクターたちであるが、「太陽娘と海」及び「風の娘たち」でビデオカメラを回す少女を演じた故・柳原尋美さん(ex.カントリー娘。)が原点であり、その想いは引き継いだキャラクターたちに分散されているのだろう。
(実は「太陽娘と海」では最初一話だけ安倍なつみさんがビデオカメラを持っていたのだが、後半からその役は柳原尋美さんの担当になっている)




「ストロベリーフィールズ」では主人公・夏美が8ミリカメラを持つ。
はじめての友達、もういない永遠の友達を、撮る。
主演・佐津川愛美さんが写真が趣味ということも反映してあとで加えられた設定であった。




「青い青い空」、ミチルはビデオカメラではないが白い一眼レフを構える。
孤独な少女ミチルは人物は撮らなかったが、最後の大会での楽屋のシーンでのみ、楽しそうにメンバーを撮っている。
演じる平沢いずみさんもまた写真が趣味である。
(同様に「朝日のあたる家」の長女・あかねの美大生という設定も平沢いずみさんが反映されている)



そして「向日葵の丘 1983年・夏」。
映画研究部の多香子・みどり・エリカ(百川晴香)の3人は、いよいよ8ミリ映画を撮る。




ミュージカルのようなイメージシーン

「ストロベリーフィールズ」で一度バラバラになった4人がそれぞれに自分を見つめ直す、というシーン。
ここは台詞が一切なく、寄り添うように流れる音楽に合わせて、4人の想いがそれぞれの回想シーンや美しい田辺の風景と共に描かれる。


「青い青い空」においても、このような、台詞がなく音楽のみで描かれた一連のシーンが中盤に登場する。




「青い青い空」屈指の美しさを誇る、書と音楽のコラボレーション・四季パートである。




「春」と書けば、桜や菜の花やチューリップが。




「夏」と書けば、向日葵や花火が。




「秋」と書けば、ススキや紅葉が。




授業中も隠れて筆ペンで練習する真子たち。みさとのみ、硯と墨を持ち出し堂々と書いている。
「向日葵の丘 1983年・夏」で授業中こそこそとシナリオを書くヤング多香子に同様の姿が見られる。


大会に向けての練習の日々の様子と共に四季の風景が流れるが、あくまでイメージであって、月日の経過を表しているのではない。(ちなみに「青い青い空」は、4月5日から5月29日の大会までの二ヶ月ほどの物語、となっている)
地方映画としての観光地PR的ではなく、いずれの作品においても舞台となっているその地で1年をかけて春夏秋冬の映像を撮影し、美しい風景ショットとして劇中に盛り込まれている。

「青い青い空」のこのシーンでは、書いた書によってその風景が広がる、というイメージが、「美しく青きドナウ」を思わせるワルツにのって展開される。
「冬」は登場しない。浜松の四季折々の風景が主として流れるのでここでは四季パートとしたが、その他にも「花火」「梅干し」「仲間」や大会で使用する歌詞など、多数の書が書かれる。

「ストロベリーフィールズ」の回想シーンを発展させ、書と音楽が交差するミュージカルのような場面となっている。
真子のその横顔はとても美しい。




「向日葵の丘 1983年・夏」では、敵対していた由真らの協力もあり土砂降りの中でのボニーとクライドのラストシーンの撮影を終えた後、次いで「雨に唄えば」オマージュから始まる一連の軽快なミュージカル撮影シーンが、前二作の中盤のイメージシーンを連想させさらに発展を遂げた、まさにミュージカルそのものといったシーンになっている。
ここで使用される曲も○○風というような、なぞった楽曲郡である。

本作でついにミュージカルという表現が、前項のビデオカメラを回す少女というモチーフと融合し集大成的に用いられている。
多香子・みどり・エリカの3人は8ミリカメラを手にし、学校や町中の人々を徐々に巻き込んで、ミュージカル映画を完成させるのだ。


「でも私たちは… / でも私たちは…21世紀に向って、踊る!




増える仲間




前項の「ストロベリーフィールズ」の回想シーンのあと、約束したわけでもなく皆が学校に集まり、再び4人一緒になる、というシーン。
2人、3人、4人、、、と1人ずつ増えていくのを、美香がその指で数える。


「青い青い空」にも似た描写があり、三美子が担当している。
さらに発展させ、指だけでなく半紙を使って書でも表現している。




「いち、に、さん。…3人しかいない」

真子・みさと・三美子の3人からはじまった書道部。
大会に出場するためにはメンバーが5人必要。そこで部員集めに奮闘する。
という、落ちこぼれ寄せ集め部活青春モノとしての典型的な序盤の展開をみせる。




まずスカウトしたトン子こと塔子(田辺愛美)が入部し、4人に。




合宿に行く途中、追っかけてきた卓也(冨田佳輔)が加わり、4人から「五人」。

しかし、その後卓也が怪我をし、大会出場が危ぶまれる。




職員室でのバトルの最中、「5人目は、ここにいます」と颯爽と登場するミチル。
最後の仲間がようやく揃う、というシーンで、三美子が再び掲げる「五人」。

三美子は喋ることができないので、他にもフリップ芸のような半紙ネタを繰り出す。
意外と毒舌である。(「終身刑」など)


ミチルの持つツギハギの「仲間」は、真子が気持ちを伝えるために書いた書を、素直になれないかつてのミチルが一度破り捨てたもの。
この、破り捨てたものを修復する、といった描写も前作より引き継いでいる。
「ストロベリーフィールズ」では教師が破った夏美の思い出の写真を死神が最後に直してくれた。




「向日葵の丘 1983年・夏」では指で数えはしないが、町中の人々に出演交渉をして1人ずつ協力者を募っていく、というシーンで、仲間が増えるごとに親指を突き出しグーのポーズをして喜ぶ3人の姿にそれらが垣間見れる。




いちごの魂

いちご、というモチーフ。
その後の作品においても、いちご娘たちは時折ひょこっと顔を出す。




「青い青い空」、主人公・真子にも、もちろんあの子たちの魂が宿っている。
(同じように「向日葵の丘 1983年・夏」のヤング多香子の机の上には「朝日のあたる家」のブルースを思わせる置物がある)




「朝日のあたる家」、あかね・舞(橋本わかな)。
平田家。この家族にも。

もう二度と戻らない、立入禁止のいちごハウス。




そして「向日葵の丘 1983年・夏」。
「青い青い空」の和尚(故・長門裕之)と共通する役割を担いどっしりとその存在感を示す梶原支配人(津川雅彦)のかもめ座には、いちご地蔵が置かれている。
(その名の通りシネマ・ジャック&ベティの梶原支配人がモデルとなっている)

冒頭、多香子の部屋、「青い青い空 PART2」「ふぞろいのいちごたち -Strawberry Fields 2-」と模したタイトルのポスターが貼られているのが映る。
シナリオライターの多香子が脚本を手がけた映画、という設定で並ぶのは、そう、他でもないあの子たちである。

多香子の持つiPadのカバーにも、いちごがデコレーションされている。




春夏秋冬

「向日葵の丘 1983年・夏」で多香子の家の床の間に飾られている「春夏秋冬」の書。




「青い青い空」に登場した、書家であった八代先生のオカン(松坂慶子)が余命幾許もないときに四季を懐かしんで書いた、という作品である。
(実際にこの作品を書いた書家の先生は「向日葵の丘 1983年・夏」の題字も担当されている)

この字をパッと見て、「なんか…悲しい…。けど、あたたかいものがある」と言う真子。

真子には何の取り柄もない。
が、人一倍、感じる力があるのだ。


「ストロベリーフィールズ」でクライマックス前に夏美の姉・春美(三船美佳)が語り出すシーン同様に、「青い青い空」での八代先生のオカンにまつわる回想シーンはやや唐突であるのだが、これもまた前フリにあたるシーンがカットされているためと思われる。
シナリオ上には八代先生の持つ写真の女性が誰であるのかを書道部のみんなが噂をする、というシーンなど、オカンに繋がるエピソードがいくつか用意されていたようである。
この本興寺での、真子には感じる力がある、というシーンのみ、唯一本編で使用されオカン回想シーンへの伏線として残っている。




ロック・ミュージック

タイトルはさておき第一作「ストロベリーフィールズ」劇中では潜めていたが、「青い青い空」以降、太田監督の趣味を反映した(主に)ロック好きのキャラクターがたびたび設定され、ブルース・スプリングスティーンやローリング・ストーンズなどのミュージシャンや曲名が劇中に頻繁に登場する。

「向日葵の丘 1983年・夏」ではこれが映画に置き換わっており、主題としているだけあって全編に渡りオンパレードである。




「青い青い空」、食堂での1シーン。

真子「『時代は変る』?」
食堂のおばちゃん(岡本プク)「ボブ・ディランの歌」
真子「(誰)?」
みさと「ブラジルのプロレスラーだよ」
食堂のおばちゃん「アメリカのフォークシンガー!」


「朝日のあたる家」、舞が可愛がっている岡本家の犬を勝手にブルースと命名している、というシーン。

舞「ブルース、元気になったね」
健二(いしだ壱成)「…ポン太ってんだよ」
舞「似てるよね?ブルースに!」
健二「ブルース・ウィルス?」
舞「お姉ちゃんが好きな方。ブルース…」
健二「スプリングスティーン?」
岡本のおばちゃん(岡本プク)「誰?」
健二「アメリカのロック歌手」


「向日葵の丘 1983年・夏」たいやき屋・桜屋のおばちゃん(岡本ぷく)との、映画についての会話シーンなどにも、似たようなやりとりが見られる。


また他にも各作品にイメージする曲が設定されていたりするなど、共通ネタはいくつもあるのだが、ちょっと年代的にぼくはあまりピンときていない部分なので割愛する。




徹底取材とドキュメンタリー的手法

原発事故を題材にした「朝日のあたる家」では、まさにその徹底した取材において太田監督のジャーナリスト精神と強い正義感が遺憾なく発揮されている。

他に、監督作以外でそのままズバリ社会派なものとしては、脚本を担当したオリジナルビデオ作品「女子高生コンクリート詰め殺人事件 -壊れたセブンティーンたち-」(松村克弥監督)、プロデューサーを務めた身体障害者専門風俗が題材の映画「暗闇から手をのばせ」(戸田幸宏監督)などがある。
(ただし「暗闇から手をのばせ」に関しては少し手伝っただけとおっしゃってたのでそれほどは関与していない模様)



「青い青い空」劇中、突然挿入されるノンフィクション・「夢のほとり」パート。
観客はまるで「この空の花」で登場人物がカメラ目線で語りかけてきた時のような戸惑いを覚え、真子たちは否が応でも嘘ではない涙を流すことになり書に対する意識改革をもたらす。
またラストの大会のシーンはほぼドキュメンタリーといえる。
(といっても、一発撮りというわけではなく、当然様々な角度から抑えるために何回も撮影している)

「青い青い空」は、書のデモンストレーションを題材にしたドキュメンタリー「キズナノチカラ」#16「熱血教師と女子大生の新しい書道のカタチ」を撮ったことがきっかけとなり、書に興味を持ち全国各地で2年に渡る取材の末にシナリオを書いたという。(その後、日テレが朝の情報番組で取り上げたことなどもあり一時的なブームとなる)
太田監督はとにかく取材をする。
そのため、「ストロベリーフィールズ」も「青い青い空」も一見すると地方を舞台にした女子高生モノの青春映画であるが、同時に教育問題などに切り込んだ社会派な側面も併せ持つ。
そしてそれはかなりわかりやすく丁寧に述べられている。
例えば、主人公ら子供たちの前に障害として立ちはだかる、判ってくれない大人、という描写。親や教師たちは常に否定し邪魔をし、もっと勉強していい大学に進学し一流企業に就職しろ、というような台詞をそのまま直球ストレートに放つ。
この、ともすればいまどき在り得ないぐらいにわかりやすくステレオタイプな嫌な大人描写は、「向日葵の丘 1983年・夏」での時代設定における厳格な父親、としては成立するが、現代が舞台の「青い青い空」などでは受け入れ難いかもしれない。しかし、どの作品でもブレることなく一貫して同じ主張がされている。

そもそも太田作品には、新進気鋭の若手映像作家と呼ばれる類の方々の作品と違い、イマドキ感といったものはさらさらなく、無縁である。(「朝日のあたる家」の題材のような時代性とは別)
元より古臭くノスタルジィな作風であるため、時を経ても古くならない。
で、あるから、見てくれはとにかくダサい。オシャレじゃない。格好良くない。ファッションで映画を観るような層には見向きもされないだろう。

だから、なんだっていうのだ。
そんなことはどうだっていいのである。




浜松映画

やや番外編。




「青い青い空」で真子らが塔子をスカウトするパスタ屋「SPA1世」。
浜松市内に実在し、2階席がそのまま使われている。




ここは同じく浜松(天竜区水窪町)を舞台にした翌2012年の映画「果てぬ村のミナ」(瀬木直貴監督)の撮影でも使用されており、主人公らがたむろするマスター(風間トオル)のカフェ店として登場する。
ただし外観カットは別の建物を使用し、2階は音楽スタジオ、という設定になっている。
テーブルなども撮影用に移動されており、実際の店の配置とは異なる。


天竜区といえば、「青い青い空」のトン子こと天竜塔子の「天竜」という苗字は、演じる田辺愛美さんのご実家が天竜区であることから付けられたそう。




テーマ

どの作品も、難しいことはなにもなく、非常に、誰にでも、わかりやすい。
斜に構えた若者や偏屈な映画マニアあたりにはすこぶる受けが悪そうであり、そもそも彼/彼女らのアンテナにはかかりそうにはないのだろうが、老若男女を問わず楽しめる間口の広さをもつ純粋なエンターテイメント作品となっている。
素直に観るものには恥ずかしいぐらいな感動を与える。

そして乱暴に言ってしまえば、太田作品のテーマは全部一緒である。
対象が子供たちから親子に向けてと広がりをみせてはいるものの、そこに描かれているものは、基本的にどれも同じといえる。

それは言葉にすると相当に陳腐なもので、故に確かで、普遍的なものである。




太田組キャスト

最後に。
作品を重ねるたびに増えるお馴染みの俳優さんたち。
集大成的な四作目ともなると、言わば太田組ともいえる常連キャストが揃い踏みとなっているので、ここでまとめる。



ストロベリーフィールズ青い青い空朝日のあたる家向日葵の丘 1983年・夏
芳賀優里亜理沙住田智子
(真子の姉)
波岡一喜鉄男八代和樹
(書道部顧問)
飯島大介マキの父住田大輔
(真子の祖父)
用務員
並樹史朗長塚先生平田俊夫
(父)
多香子の父
奈佐健臣死神鉄也
(書道具店主人)
佐塚書店主人
橋本わかな飯島三美子平田舞
(妹)
由真
平沢いずみ
(a.k.a 平沢あくび
(ニガミ17才))
高見沢ミチル平田あかね
(姉)
マリン
藤田朋子ライバル高校の
書道部コーチ
エリカ
岡本ぷく
(岡本プク)
食堂のおばちゃん岡本のおばちゃん
(健二の母)
梅さん
(たいやき屋・桜屋の
おばちゃん)
斉藤とも子平田良江
(母)
桜子さん
(たいやき屋・桜屋
店主)
北原雅樹順平
(健二の仲間)
北さん
(レンタルレコード屋
店長)
小池亮介あかねの大学の
クラスメイト
若い頃の将太








「お姉ちゃん、映画好きなの?」


「昔はね」








(尚、このエントリーは個人的な整理と、故・長門裕之さんの遺作となった映画作品において相葉香凛さんが主演を立派に全うされたということを記しておくために、心を込めて書きました)
いちごが好きだった女の子たちの話です。


太田隆文監督長編第一作、2006年公開の映画「ストロベリーフィールズ」。
クランクインは2005年9月17日。

本作には劇場公開版及びDVD版とは異なるディレクターズ・カット版が存在します。
ここでは「special edition director's cut II」とされるバージョンの変更点・追加シーンなどを紹介します。




ストロベリーフィールズ



美しい自然と昔ながらの街並みが広がる和歌山県田辺市を舞台に、4人の女子高生が織りなすドラマを郷愁たっぷりに描いた青春ファンタジー。17歳の女子高生・夏美のクラスメイトの3人が、交通事故で命を落としてしまう。3人は幽霊となり48時間だけこの世に戻ってくるが、彼女たちの姿を見ることができるのは夏美だけだった。クラスでは決して仲が良かったわけではない4人は、反発しあいながらも友情を深めていく。


出演:
夏美 - 佐津川愛美
理沙 - 芳賀優里亜
美香 - 東亜優
マキ - 谷村美月

鉄男 - 波岡一喜
京子先生 - 伊藤裕子
長塚先生 - 並樹史朗
死神 - 奈佐健臣
マキの父 - 飯島大介
マキの母 - 水沢有美
夏美の母 - 吉行由実
夏美の父 - 小西博之
夏美の姉・春美 - 三船美佳


監督・脚本・編集:太田隆文
撮影:三本木久城
照明:安部力
録音:塩原政勝
美術:石毛朗
音楽:遠藤浩二
主題歌:あべさとえ「空の模様」









「ストロベリーフィールズ」
ディレクターズ・カット版
(99分)
「海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ」
劇場公開版
(91分)



00:00:00- オープニング

タイトルバックの入り方が異なる。
タイトルが変更されている。(後述)


境内を掃除している鉄男(波岡一喜)のカット追加など。
田辺の風景ショットもいくつか変更・追加され、大人になった夏美が17歳の頃を回想する、という導入部の映像が若干長くなっている。




00:03:22- 柔道部室 マキの姿を8mmカメラに収める夏美

鏡を拭く用務員・古本追加。


柔道着姿の京子先生(伊藤裕子)追加。


マキ(谷村美月)の名札板追加。



夏美(佐津川愛美)がふと横を見るとマキを眺める美香(東亜優)の姿に気付くシーン追加。
など、大幅に追加されている。

公開版では、美香がマキに憧れているという設定が読み取りにくくなっていたが、DC版では他にもいくつかの追加カットがあり補足されている。




00:04:02- 帰宅する夏美

雲のショットが不穏な入道雲に変更。


階段を登る夏美の別アングルからのカット追加。




00:06:15- 夏美の家 家族写真



鉄男が持ってきた苺をつぶすという姉・春美(三船美佳)の非情な行動のあとに家族写真のカットが追加。
家族4人が仲睦まじかったあの頃や、夏美の8ミリカメラというアイテムが亡き父(小西博之)譲りであることが示される。




00:06:27- 学校

廊下の窓を拭く用務員・古本追加。
生徒の挨拶は無視し女教師には慌てて会釈するという無気力な用務員・古本。
夢破れて諦めたやる気のない大人、という設定。
用務員・古本のシーンは公開版では多くはカットされており、マキらを大会に送る車の運転手として突然登場するかたちになっていたが、DC版では学校のシーンで度々登場しキャラクターが補足されている。


二年三組の表札追加。

ちなみに次作「青い青い空」の5人は二年二組である。(塔子のみ二年一組)
ここで重要なのは、おそらく、17歳。




00:07:26- 教室 いじめを受ける夏美

理沙らによる夏美へのいじめに対し見て見ぬふりをするクラスメイト追加。




00:10:12- 教室 マキの大会出場を祝う夏美・美香

美香の振り向きから笑顔のカット差し替えなど。




00:13:45- 墓場 夏美の前に幽霊として姿を現す3人



墓場のナイトシーンの色味を青く変更。




00:23:25- マキの家 マキの父に詰め寄る鉄男



マキの父(飯島大介)とのやりとりの前に、殴られ一度追い出される鉄男のカット追加。
鉄男と夏美との会話シーン追加。




00:25:38- マキの家 玄関先でうなだれるマキ

マキの母に関する4人の会話シーン大幅追加。
このシーンはパンフレット(公式ファンブック)のストーリーダイジェストに一部記載があるが、公開版本編では全く使用されていない。


美香「マキ…お母さんに会いに行こう。どこにいるの?」


夏美「うん。私がマキの気持ち伝える」


マキ「…会いたく…ないよ」


理沙「どこにいるかわからないしね」
夏美「理沙…!」


マキ「ちくしょう。なんで俺だけこんな目に合うんだよ。試合に出たかった…」


夏美「なぜマキは、柔道を始めたの?」
美香「あの時からかな…。父親がアル中で、母親が家出。そんなことがあって、母親は男と駆け落ちした。そう言われて、いじめられるようになったの」
夏美「それで柔道始めたの」
美香「うん」
夏美「でも母親が男と駆け落ちなんて、誰がそんな酷いこと言ったの?」


理沙「…私」


夏美「…!」


マキ「……」




00:30:38- 夏美の家 夏美と姉・春美との不和



夏美の幼少期の写真を破る姉・春美の別カット追加。
夏美がナイフを手にする前後で姉妹のカットが増えている。
破られた写真の残骸のアップ追加。




00:33:45- バラバラになった4人それぞれの回想シーン

夏美の元を離れ一度バラバラになり各々が思い出の地を訪れ自分を見つめ直し回想する一連のシーン、それぞれにいくつかカットが追加されている。




浴衣、花火、弁慶祭。
マキと鉄男との夏祭りのシーン追加。






優等生を演じていた学級委員長の美香。教室や河原で1人、孤独に佇むシーン追加。
美香もかつてのマキと同様のいじめにあっていた。そのため、柔道を始めてから毅然と立ち向かうようになった一匹狼のマキに対する憧れを抱くようになる。

美香は最初に退場するキャラクターであり、また前述の通り公開版では多くがカットされていたため、DC版においては美香に関する描写が4人の中では特に追加されている。



「私の家には何の問題もないから」と強がりながらも、家には居場所がなく、思い出も少ない理沙には行くところがない。1人でただ夕陽を眺めるのが好きだった。
多くの取り巻きを従えた番長の理沙もまた孤独な少女であった、というシーン。
海岸のカット追加。




00:56:16- 天神崎 理沙の最後の願い



残された時間が僅かとなり最後に夕陽が見たいという理沙の願いを叶えるため海岸に向かう3人。
理沙の回想シーンがモノクロからセピア調に変更。


海岸に着いたが曇っていて夕陽が見えない。台詞の前に3人のショット追加。




00:56:16- 天神崎 理沙が連れ去られたあと、残った2人



願い叶わず最後の夕陽を見ることなく死神によって連れ去られる理沙。
理沙が去った直後に夕陽が出る、というシーンで、よりわかりやすく赤みを強調。
カラコレのミスか、夕方のはずが青みがかっていた空のカットもオレンジに修正。


マキ「バカヤロー」の台詞のあとに理沙の見れなかった夕陽を眺める2人の後ろ姿追加。




01:01:50- 天神崎 事故現場で夏美の8ミリカメラを探す鉄男

同様に色味をよりオレンジに調整。




01:14:35- 高山寺境内 夏美を母親と教師の元に引き渡そうとする鉄男

悔やむ鉄男の前に夏美の姉・春美が現れる。

公開版では夏美とマキが乗り込んだ鉄男のワゴンになぜか先に姉・春美も乗っていてやや唐突に語り始めるのだが、その前フリのカットが追加されている。




01:32:48- 会津川河口 旅立ちの朝

朝焼けのピンクがかった色に変更。



旅立つ前に河口に立ち寄り、土管に坐り写真を眺めて物思いに耽る夏美のシーンが長くなっている。




01:35:40- エンディング ♪「空の模様」

8ミリカメラを構える夏美。
同様にピンクに調整。










1人残された夏美が8ミリカメラ越しに見た風景。
不器用で孤独だった4人、もし命を落とす前に友達になっていたら?というあり得たかもしれない別の現在の姿が映し出される。
特に理沙はここでしか見せない笑顔を見せる。

このエンディングシーンは後半に大幅にカットが追加されており、尺が1.5倍ほどに伸びている。
ただエンディング曲がかかるタイミングやトータルの長さは同じなため、追加カットの分だけ暗転してからのスタッフロールが流れる時間が短くなり、若干駆け足の高速スクロールとなっている。



<終>









かつて「熊楠 KUMAGUSU」(山本政志監督)の頓挫により映画への信頼がすっかり失墜してしまっていた和歌山県田辺市で、太田監督は何年もかけてその熱意だけで多くの人々の心を動かし、「ストロベリーフィールズ」は完成した。
また、本作がきっかけとなり、田辺・弁慶映画祭がはじまる。


「ストロベリーフィールズ」に巨匠が寄せた言葉。

完成した映画には、その美しさだけが優しく充満している。それは太田君が本来持つ、映画作家としての資質であり、力量である。作家は常に処女作に還り、その初心は永き生涯の資源となる。

── 大林宣彦




「向日葵の丘 1983年・夏」、8ミリカメラを回す少女に、夏美を見る。
17歳だった。

それは、故・柳原尋美さん(ex.カントリー娘。)への想い。
で、あろう。

だけどぼくは、「風の娘たち」を見たことがないし、知らないから、わからない。



ぼくはぼくで、真子のことをかんがえよう。

レミ街 / フ ェ ネ ス テ ィ カ


レミ街 /フ ェ ネ ス テ ィ カ

2015年で結成12年目を迎える名古屋の新感覚ポップス・バンド、レミ街の5年ぶりとなるサード・アルバム。ダブやアイリッシュトラッド、ビートミュージックやフォークトロニカのエッセンスを抜群のセンスで吸収し、ストリングスやホーンセクションも大胆に導入してスケールアップしながらも、ポップスとしの軸は全くぶれないという高度な音楽作りをさらりと体現。さらにドリーミーに、ホーリーに進化したレミ街サウンドが詰まった一枚。




レミ街×中村区中学生コーラス隊 / the dance we do


レミ街×中村区中学生コーラス隊 /the dance we do

名古屋の新感覚ポップス・バンド、レミ街が2015年4月に名古屋市の公共事業として行った初のホール・ワンマン・ライヴ(中村文化小劇場)で限定発売したミニ・アルバムを全国流通。オーディションで公募された名古屋市中村区の中学生達による瑞々しいコーラス隊と、レミ街が生み出す万華鏡のようなポップスとの世代を超えたコラボレーション作品。




tigerMos / TIGERMOS


tigerMos / TIGERMOS

世界を虜にしたフォークトロニカ、遂にアルバム・リリース決定!
フォークロア+エレクトロニカ。。。ハイクオリティなライヴと、揺るぎない感性が高く評価されてきた、プリミティヴなうたと電子音の有機的な融合、tigerMos の待望のデビューアルバムが M/A/G/N/I/P/H より発売決定! ! !

広島の地で幼少期よりビートルズとサイモン&ガーファンクルを聞いて育ったVo. イケダユウスケ。20 歳の時に渡米し、アメリカ・ジョージア州の大学でREMIZERO のメンバーらと結成したバンドReja のアルバム「Reja」をUS でインディ・リリースするなどの活動を行う。帰国後、東京でLEGO WORKS、hydrant house purport rife on sleepy などの音楽活動を経て名古屋へ移住。2012 年、fredricson 名義で活動するトラックメイカー/CM 系コンポーザーであり、バンド・レミ街のメンバーでもある key. 荒木正比呂に声を掛けた事がきっかけでtigerMos を結成した。
ロック、フォーク、エレクトロニカなどのお互いのルーツを食欲旺盛に盛り込み、全曲を共同で制作。国境を感じさせない完成度の高い音楽性がSoundCloud、Youtube などの発信をきっかけに国内外から注目を集め、活動開始から間もなくU.K クラブシーンの重鎮Underworldの元メンバーDarren Emerson やU.S インディーロックバンドOf Montreal、堂珍嘉邦、Ametsub などとの共演を果たし、UMBRO のWebCM の楽曲を担当している。約20 万回の再生回数を記録しているkodak SP360 のCM にも楽曲提供。海外からも多くのリアクションを得るなど、インターナショナルな評価を得ている。


可愛い私










監督:渡邊未来



故に2015年ベスト。



06/21 18:40〜 @日本大学藝術学部 江古田校舎


お待ちしています。

フジファブリック / ブルー」 MV



Dir. 志賀匠



ゆっくりぐるぐる回る水中からの映像おもしろいね。







香凛ちゃんかわいいな。
最高にかわいいな。

21歳の香凛ちゃん、制服がこれまた似合うのです。
そこに役があればなんにでもなれちゃうからね。JKにも銀行員にも妊婦さんにもゾンビにもなんにでもなれちゃうからね。
ほんと素敵なお仕事だよ。

ホースで水を撒く表情、すべり台の踊り場でだらーん、シャッとモップがけ、憂いのある横顔、プールに足ばしゃばしゃ、ポイポイと物投げる気だるさ、かきあげる濡れた髪、、、その全てが素晴らしいです。


香凛ちゃんが大好きなフジファブリックのMVに出演なんて、こんなにうれしいことはないから。香凛ちゃんのことはなんだってうれしいよ。たまらなくうれしいんだよ。

「ブルー」聴くと香凛ちゃんが浮かぶ。
もう香凛ちゃんの曲になってるんだよ。
これからもね、聴く度にさ、この夏のこと思い出すよ。

ブルー。
水の青、空の青。
香凛ちゃんはやっぱり 青 だなぁ。



ぼくはね、香凛ちゃんにはもう感謝しかしていないのです。
香凛ちゃん大好きだから。
全然大丈夫なので。すきな場所に行っていいんだよ。
香凛ちゃんのぜんぶ応援してます。














さてそろそろ。
ラストは香凛ちゃんで。
お開きにしますかね。

東京特許許可局 #13 「宇宙受信マシーン」 (09/01)







今回もたまげた。
秀逸な短編ドラマです。

これまたたったの9分でまぁ軽々と女1男2の青春モノをやってのけている。
昔で言うところのドリカム状態なお決まりパターンね。

そして全員片想い。
それぞれの矢印は互い違いであっち向いてて交差しない。

つまり1人はゲイ。
イマドキのBL展開まで取り入れ、しっとりさせつつ奇妙な笑いで着地。
「こっぱみじん」である。





JR西日本 さわやかマナーキャンペーン
平成26年度 「マナーって思いやり。」


#04 電車内の大声での会話や騒ぎ編



かわいいのきた。

毎回違う制服バリエーションも楽しみの一つですね。


9月第4弾。
なんかここでひと月前倒しになってズレるんだよな。

賃走談 -1号車- [DVD]


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SDPホラーの新シリーズ。

"タクシー怪談のみに焦点を絞ったオムニバスホラー" ということで。

シチュエーション限定しすぎなのちょっとおもろい。
ネタもそうないだろうし2本でおわりかな。

TAXIモノはトレンドになり得ると思うけどね 笑。



歪み






もう香凛ちゃんめちゃくちゃかわいいなぁ。
香凛ちゃんはかわいい。

大好き。
です!






チーーン!とおもいっきり鼻かんでも当然かわいい。





降りたあとひょこっと顔出して「がんばってくださいね」なんて反則だし。
素敵な笑顔でそんなこと言われたらやる気みなぎりマキシマムでお仕事バリバリこなせるね。



「歪み」、これ一番良かったです。
こちらもおばけでないっていう一篇。

というか、オムニバス4篇中でちょっと毛色の違うタイプだね。
ホラーというよりは世にも奇妙な系のすこしふしぎなお話。
ループモノ。
で、どんな行動しても抜け出せないってのでオチとして死を持ってきてそれでホラーに寄せてる感じかな。



それとジャケになってますが「手形」には三姉妹の長女・志保も出てますよ。

「幕末三姉妹」最高におもしろかったよなぁ。
声もいいんだよね。香凛ちゃん。
それにしても三女・歩美ちゃんまでもう大学生ですからね。いやはや。

怖譚 -コワタン- [DVD]


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「集金人」
澤田汐音、小山内花凛

「見覚えのある風景」
夏居瑠奈、豊泉志織

「理想のトモダチ」
中山絵梨奈、藤本七海

「ユウタイリダツ」
濱頭優

「覗き魔」
青山奈桜、伊藤夏帆

「ベッドの下に…」
新木優子、水越朝弓、白石さえ



ジャケ、汐音いないし藤本七海が2人おるし。

SDPオール女子高生モノのホラーオムニバス。
これはシリーズ化しなかったのね。

特撮率の高いキャストさんです。



集金人





汐音ちゃんかわいいなぁ。
かわいいけど汐音にはこれからいろいろやってもらわないといけないだろうからお芝居もうちょっとがんばるといいかな。
ちょっと、まだ、、全然です。

でもまりえちゃんあたりも最初は、んーどうかなぁと思ったりもしたけれど場を与えればちゃんとしっかりやれてるので大丈夫なのねきっとたぶん。

ま、一旦タレントランク的にポジション得ちゃえばお芝居の能力なんて問わず役はいくらでももらえますからね。
本田の翼さんとか。
いや、あれはあれで魅力的でしょ。






LeLien。
この2人の並びしっくりくるなー。いいなー。

和傘風の24本傘てこのキャラ的にどうなんだろ。

しかし花凛の足は細い。
汐音は顔もそうだけどなんかはっきりしてるよな。





今の時代において砂嵐て表現はありなのか。
こういうのでもちゃんとデジタルに移行しててブロックノイズでやってるのも最近は見かけるね。



理想のトモダチ




絵梨奈さん横顔きれい。








これが一番良かったかな。
「ヒトコワ」シリーズ同様、おばけでないってやつ。
藤本七海は巧いしな。



中山絵梨奈さんは「眼 -まなこ-」って主演作もありますね。
菱沼監督、高橋春織・浅見姫香主演の「誘拐少女」と同じロケ地で同時に撮ってたみたいだ。

映画、、、かどうかは微妙だけど。

SDPホラー、DVDでいくつも展開してるけどホリプロ「トリハダ」みたいな規模での劇場公開作品にはしないのかな。

















東京特許許可局


#01 「話上手機」 (04/07)


どんなに口下手な人でも、あのシャベレール侯爵なみの軽妙なトークができるようになるという装置の特許審査が、自動車工場を営む佐々山から申請され た。山田川局長の命を受け、特許審査官の田中と鈴木は早速、工場を訪ねる。するとそこでは、佐々山がマネキンに向かって延々と一人で話をしていた。
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知、片桐仁、佐藤誓、吉田里琴 【脚本】佐東みどり



#02 「お一人様専用スペース」 (04/14)


審査官の田中と鈴木は、特許審査のため、申請者に指定された公園を訪れた。そこにあったのは、大きな箱。中に申請者の村岡が入っていた。小型カメラ やマジックハンドを装備したその箱は、引きこもりながら外出できる画期的な発明なのだという。しかし箱の外側には、緊急脱出スイッチが意味ありげに取り付 けられていた。
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知、辻本耕志 【脚本】佐東みどり



#03 「家族のもたれにイサンカプセル」 (04/28)


高名な発明家・西城太郎が、最高傑作と自称するカプセルを遺(のこ)して急逝した。遺された家族にカプセルを引き渡す席に 立ち会う審査官の田中と鈴木。カプセルが登場するやいなや、家族の間でみにくい奪い合いが始まった。カプセルはどうやっても開かない。みんなが途方に暮れ たその時、カプセルから効果音が鳴り響き、クイズが出題され始めた。
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知、八代亜紀、本東地勝、柴やすよ、曽雌康晴、寺部智英、夷正信 【脚本】佐東みどり



#04 「ソーシャルネットワーク線」 (05/05)


高校生・陣内和彦が発明した画期的なコミュニケーションツールを審査するため、審査官の田中 と鈴木は高校を訪れた。そこで待っていたのは、額にケーブルを接続した生徒たち、という異様な光景だった。生徒たちは互いにソーシャルネットワーク線、略 してSNSで結ばれているのだ。全員がつながり合って、学校中の仲が良くなったと陣内は自慢する。
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知、聖也、新谷あやか、岩永達也、菊地振吉、安楽涼 【脚本】佐東みどり



#05 「ふわふわタンス」 (05/12)


ある会社が毎年行っているという、発明品のお披露目会に出席する審査官の田中と鈴木。社長の田村によると、この会社では30年以上一つの 製品の開発に取り組んでいるという。それは、足の小指を決して角にぶつけることのないタンスだった。今年発表されるタンスは磁力で浮上する仕組みだという。
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知、長野克弘、ジジ・ぶう、奥田海星、辻川幸代、堀雄貴 【脚本】佐東みどり



#06 「ホメゴケシ」 (05/19)


頭をなでるとほめてくれる個人用アイテム「ホメゴケシ」が流行していた。そんな折、特許許可局のオフィスに新型ホメゴケシの試作品が送られてきた。 ランダムにほめ言葉を発する従来型と異なり、脳波を感知して持ち主が潜在的に望んでいるほめ言葉を発するという。新型ホメゴケシを試した審査官・田中は、 甘美な言葉の魅力に取りつかれ、手放せなくなってしまう。
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知 【脚本】木滝りま



#07 「どう生きる?ポン」 (06/02)


メニューに迷ったとき代わりに決めてくれる「何食べる?ポン」の発明で大富豪となった高山太郎から、新発明「どう生きる?ポン」の特許許可が申請さ れた。DNAデータを読み取って、人生の選択を迫られた時にベストな提案をしてくれるというマシンだ。審査に赴く田中と鈴木。しかし、マシンの提案を盾に 結婚を迫られたり転職を進められたりというどうしようもない展開に。そこに高山の一人息子・高校生の小太郎がやって来た。
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知、羽場裕一、北村匠海 【脚本】木滝りま



#08 「おもてなしマシーン」 (06/09)


おすすめの商品を紹介してくれるという「おもてなしマシーン」に商店街を案内される田中と鈴木。しかし、おすすめされるのは見当違いのものばかり。 趣味の悪い高額な服を買わされそうになってしまうなど散々な目に遭う。おもてなしとは名ばかり、実態は押し売りマシーンだと怒る田中と鈴木は、許可申請者 のツユ子が営む青果店を訪ねる。ツユ子は商店街にかつてのにぎわいを取り戻したいと、このマシーンを発明したのだった。
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知、松本じゅん 【声】おかなつこ 【脚本】角田ルミ



#09 「通勤通学路直線化ロケット」 (06/23)


最近寝坊気味の田中と鈴木は、遅刻を防止する画期的な発明の特許許可を申請した水原を訪ねる。それは、ロケットにまたがって回り道することなく一直 線に目的地に向かうという、無謀なものだった。子どものころから朝が苦手だった水原は、いまだ寝坊で職場に遅刻してしまうというのだ。そこで発明したの が、自宅の前に横たわる川を飛び越え一気に通勤できるこのロケットなのだ。発射スイッチを押すよう水原は田中と鈴木に迫る。
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知、小松利昌、森田亜紀 【語り】土田大 【脚本】佐東みどり



#10 「告白しマシーン」 (06/30)


発明家・武田知良から特許が申請された「告白しマシーン」は、愛の告白をする際の言動をジャッジし、恋愛をコントロールするマシーンという。田中と鈴木が武田の元を訪ねると、武田は鈴木を実験台に指名した。実は武田は鈴木に好意を抱いていたのだ。告白を始める武田だが、不器用極まりなく見当違いの言動ばかり。その度にマシーンからはオフサイドやイエローカードのジャッジ。武田の恋心は、そして特許許可はどうなるのか?
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知、山中アラタ、三浦景虎 【脚本】佐東みどり



#11 「フューチャーギター」 (07/07)


アバンギャルドなロックバンド「チャーハン・ガードマン」のリーダー・星野から、演奏者の脳波を読み取り心の叫びを音にする「フューチャーギター」なる楽器の特許許可が申請された。指定された場所を田中と鈴木が訪れると、そこはチャーハン・ガードマンのライブ会場であるライブハウスだった。意気揚々と演奏を披露する星野。しかし、フューチャーギターが発する音は、田中と鈴木には単なる騒音にしか聴こえなかった。
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知、冠徹弥、出口哲也、宮城マリオ、おぐちえりこ、天野ジョージ 【脚本】佐東みどり



#12 「モバイルおでかけ複合発電機」 (07/14)


発明家・榎木が特許許可を申請した「モバイルおでかけ複合発電機」は、大きな乾電池のようなバッテリーを背負い、ソーラーパネルや風車、振り子に手回しハンドルなど、ありとあらゆる手段で電気を作る個人用発電機である。身を持って体験することにされてしまう審査官・鈴木。重い背負子を背負って、わざわざ階段を上り下りしたり、屋上を走り回ったりと、たいへんな目に遭わされる。
【出演】八嶋智人、菅野莉央、石丸佐知、金剛地武志 【原作】えのもとぐりむ





一旦お休みして再放送期間でしたが、9月よりいよいよ第2シーズン…というほど区分けはないけど再開して新作放送するので#12までのまとめ。

各話タイトルみてるだけで楽しいよね。ひみつ道具感あって。







中でも#04「ソーシャルネットワーク線」は出色の出来!

「既読!」「既読!」「既読!」

スタンプの表現もいい。
めちゃくちゃおもしろかったです。

たった9分で所謂SNSの闇をサクッと描いています。
それもえらく軽やかで、見事。
見てて、あ、これ傑作だ、て。







#06「ホメゴケシ」は菅野莉央ちゃん演じる田中さんが発明品に取り憑かれるという異色作。ホラー回です。
あの冷静な田中さんが。

「ほん怖」とかもやられてる脚本家さんみたいですね。
他の方もそうだったりしますけど。



#03「イサンカプセル」と#07「どう生きる?ポン」はちょっとだけネタ被ってたかな。


あとはやっぱ初回なので#01は印象に残ってますね。
なにより田中さんのインパクト。
菅野莉央ちゃんの素晴らしさ。

髪型、#12ではポニーテールにしてましたね。
#13は二つ結びです。楽しみだね。
宇野ちゃんも出るよ!



はい、というわけで「東京特許許可局」、今年一番のドラマですね。
その次は「ムジカ・ピッコリーノ」かな。















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